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エバフレックス®エチレン系ポリマー製品群

成形技術

6.カレンダー成形

 エバフレックスのフィルムやシート加工には、インフレーション成形あるいはTダイによる押出成形が一般に行われており、カレンダー成形は一般的ではありません。しかしながら、塩ビのカレンダー装置を用いてエバフレックスのカレンダー成形が行われる場合もあります。
 下記にエバフレックスのカレンダー加工の留意点について述べると共に、エバフレックス(酢酸ビニル含量14%)の代表的な加工条件を示します。

1.エバフレックスカレンダー成形の留意点

(1)ブレンド工程が簡単
 配合成分が少なく分散も容易なので、ブレンド工程が簡略化できる。場合によってはミキシングロールとウォーミングアップロールを兼用できる。

(2)液体成分添加の方法
 エバフレックスはペレットであるため、滑剤等の液体成分の配合成分は常温では吸収されず、エバフレックスを熱溶融して、はじめて分散、吸収される。
 したがって炭カル等の粉末成分を配合する場合にはエバフレックスに液状成分を充分に分散させるため、まずエバフレックスと液体成分をよく混練して液体成分をエバフレックスに分散させた後に粉末成分を加えてブレンドする必要がある。

(3)エバフレックスシートの外観
 エバフレックスは軟質塩ビに比べて溶融弾性が大きくロール粘着が大きいので良好なシート外観を得るためには、エバフレックスに適した滑剤を選択すると共に、カレンダーロールの回転比を1.05以下望ましくは1.0に調整する必要がある。またロールの表面温度は離型性に大きく影響するので厳密にコントロールする必要がある。

・エバフレックス用の滑剤の例
 川研ファインケミカル LTP-2(リン酸エステル)
 川研ファインケミカル LE-5
 アデカ・アーガス(株) MARK AX-38